第28回日本アロマセラピー学会学術総会

『精油の安全性と有効性~最新のエビデンスを精油活用の新たな指針に~』

ご挨拶

大会長ご挨拶

第28回日本アロマセラピー学会学術総会 大会長

久保 浩子

医療法人社団孝敬会 朱クリニック

 

皆様方におかれましては、ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。

このたび「第28回 日本アロマセラピー学会(JSA)学術総会」を、2025年11月23日(日)・24日(月・祝)に完全WEB形式にて開催いたします。

本学術総会は、日本アロマセラピー学会の理念のもと、アロマセラピーに関する科学的・臨床的知見の共有を促進し、実践と研究を架橋する重要な機会として、毎年開催されております。

 

第28回のテーマは「精油の安全性と有効性~最新のエビデンスを精油活用の新たな指針に~」といたしました。

アロマセラピーの社会的認知が広がる中で、医療・介護・福祉など多様な現場において精油が活用される機会が増えています。 一方で、その使用に際しては、科学的根拠に基づく「安全性」と「有効性」の理解が不可欠です。 精油の品質や適切な使用方法、芳香成分が生体に及ぼす影響、臨床現場での応用など、多岐にわたる実践が進む今こそ、より正確で信頼性の高い知見が求められています。

 

今回の特別企画では、アロマセラピーのパイオニアとして世界的に知られるロバート・ティスランド氏をアメリカよりお招きし、特別講演をいただきます。

ティスランド氏は、1969年よりアロマセラピーの実践に携わり、1977年には英語で初めてのアロマセラピー書籍『The Art of Aromatherapy』を著すなど、国際的なアロマセラピーの普及に大きく貢献されてきました。 また、精油の安全性に関する世界的なベストセラー『Essential Oil Safety(精油の安全性ガイド)』の著者としても広く知られており、その深い知見は、臨床・研究・教育に関わる多くの方々にとって貴重な学びとなることでしょう。

 

WEB開催により、海外からの講演者やアロマセラピスト、和精油の生産者まで、国内外の最新アロマ事情を一堂に集め、地理的制約なく参加できる環境が整いました。

実践報告、研究発表、各種講演を通じて、安全で有効なアロマセラピーの「今」と「未来」をともに考える2日間となることを願っております。

会員の皆様をはじめ、アロマセラピーに関心をお持ちの多くの方々のご参加を、心よりお待ち申し上げております。